第3回 地域と暮らしのゼロカーボン勉強会 「サーキュラーエコノミー 〜欧州実践例から循環型経済の可能性を学ぶ〜」

ゼロカーボン(カーボンニュートラル)に向けて一人ひとりが主役となるための勉強会。

第3回は安居昭博さんをお招きして、サーキュラーエコノミーをテーマにお話いただきました。

日時:2021年6月10日(木)18:30~20:30
場所:白馬ノルウェービレッジ(オンライン併用)
参加者:70名(会場50名、オンライン20名)

あと4年 未来を守れるのは今

第3回勉強会に先立ち、午後5時から白馬ジャンプ競技場で「ATO4NEN 全国一斉スタンディングアクション」が行われました。

現在、国のエネルギー基本計画が改定されていますが、「原発にも石炭火力にも頼らないエネルギー政策」を求める27万人を超える署名の提出に合わせて、全国120箇所でアクションが実施され、白馬村でもそれぞれの想いを描いたプラカードを持ってアクションに参加しました。

あと4年 未来を守れるのは今┃環境と未来を守るための署名に参加してください
私たちが大切にする環境、未来を守るため、そして、この先も安心して安全に暮らしていくために、まず第一歩として、私たちのアクションに一緒に参加してください。

サーキュラーエコノミー〜欧州の実践例から循環型経済の可能性を学ぶ〜

第3回勉強会のテーマは「サーキュラーエコノミー」。

先進地であるオランダ・アムステルダムで研究を重ねてきた安居昭博さんを講師に迎え、サーキュラーエコノミーの基本から事例、そして地域での実践について、ノルウェービレッジの中庭でオープンエアセミナー(野外講義)形式でお話いただきました。

まずは安居さんのご紹介。2015年からアムステルダムと日本の2拠点で活動し、企業・自治体・関係省庁に向けた講演会の開催や視察の受け入れ、アドバイザー・外部顧問としての参画など、日本でのサーキュラーエコノミー普及に携わっています。
学生時代からベーシストとして音楽合宿で白馬に来ていて、山登りやスノーボードも大好き!
昨年から開催されているGREEN WORK HAKUBAでも講師を務めていただいています。

GREEN WORK HAKUBA
サーキュラーエコノミーをヒントに、持続可能で「楽しい」未来を白馬村でつくります。

オランダでの活動事例として、オランダ国内のチョコレートシェア1位を誇る「トニーズ・チョコロンリー」の日本進出プロジェクトに参画しました。「カカオ産業の児童労働撲滅」をミッションに掲げ、言葉でなくデザインでメッセージを伝えることを重視している企業です。

均等に割れない形状のチョコレートや一本だけ逆に入っているチョコバーなど、アフリカでカカオ栽培のために学校に行けない子どもたちの存在=フェアではないことを表しています。オランダ国内では、企業好感度首位を獲得しています。

サーキュラーエコノミーは、オランダなど欧州が先進的で日本は遅れていると思われがちですが、そういうわけでもなく、日本にも優れた部分がたくさんあるので、考え方やアイデアを学びながら、どうすれば自分たちが幸せに暮らせるか考えてほしいです。

廃棄物を資源として活用することで、環境的にも経済的にもメリットのあるサーキュラーエコノミー。その注目度は年々高まっています。

その背景として、世界的な人口増加、化石燃料やレアメタルなどの資源枯渇、外部不経済*など多くの課題が生じていることが挙げられます。

外部不経済:市場を通じて行われる経済活動の外側で発生する不利益が、個人・企業に悪い効果を与えること。例として、公害・騒音、オーバーツーリズムなど。

これまで、永続的な成長が前提となっていましたが、地球の限界を知り、Profit/Planet/People(経済的要素、環境的要素、社会的公平性)のバランスやジェンダー平等、メディアの透明性など、GDPだけではなく多様な観点で評価される時代になっています。

従来は、「取る→作る→使う→捨てる」という一方通行型モデルのリニアエコノミーでしたが、サーキュラーエコノミーは、「捨てる」が全く存在しないモデルです。廃棄が出ないビジネスモデルを構築した方が、環境に良いだけでなく、経済的にもより良いモデルとなります。
リサイクル・リユース・アップサイクルと近いと思われることもありますが、それらは製品設計の時点で廃棄されることが前提です。それに対して、サーキュラーエコノミーは、設計やデザインの段階から廃棄物が出ない仕組みを構築する点で大きく異なっています。キャッシュバックやリースなどの仕組みを取り入れ、消費者が商品を使用した後、メーカーに戻り再利用されることになります。

ヘルスケア製品・医療関連機器等を中心とした電気機器メーカーのフィリップス(オランダ・アムステルダム)では、使用した光量で課金する照明機器のリースモデルが提供されています。
使用後に返却され、メンテナンスを施すことで一台で複数回のビジネスが可能になります。
オランダのスキポール空港では、初期費用がかからず、メンテナンスも含めたサービスとして提供されています。
これまでの仕組みでは、消費者(購入者・使用者)が廃棄物処理の責任を負う形でしたが、メーカーが責任を持ち続けることで、産業廃棄物の量を抑えて環境負荷や廃棄コストを低減することができます。
CTやMRIなどの医療機器でも同じ仕組みが導入され、これまで廃棄されていたものが再利用されています。

インストックというレストランでは、地域の食品店等から廃棄食材を回収して一流シェフが調理することで、美味しい料理が低価格で提供されています。
「欧州は意識が高いから成り立つのではないか」と思われますが、意識が高い人は少数派で、インストックでは敷居が高くならないよう「フードロス」という言葉は掲げていません。美味しいのに安いのはなぜ?という疑問を持ってもらい、実は廃棄食材が使われているということを知ってもらう。そこからフードレスキューなどにも参加してもらうといった流れを生むようにしています。
多くの人に来店してもらったりサービスを利用してもらうためにも、圧倒的な美味しさやお得さ、居心地の良い空間など、誰かに伝えなくなるものであることが重要になってきます。
廃棄食材は安定的に供給されるものではないため、保存・保管が課題になりますが、ピクルスやキムチなど瓶に詰めてディプレイにも活用されています。日本の発酵食品にも注目していて、スタッフはワクワクしながら新しい取り組みに挑戦しています。

軍事産業や原発産業からダイベストメント(脱投資)してサステナブルビジネスに力を注いでいるオランダのメガバンクABN AMROは、将来解体するときに分解できるよう設計されたサークルという複合施設を建設しました。
様々なリサイクル建材を用いたり、木材を接着剤を使わずにビスで止めたり、これまで舗装材にしか用いられなかったリサイクルコンクリートを使ったり、ソーラーパネルや風力で100%自家発電を達成しています。
価値が下がった形で再利用される「ダウンサイクリング」を減らし、価値を落とさずに再利用できる仕組みを考える必要があります。
オランダは山や森がなく森林資源が乏しい国ですが、それに比べれば日本はかなり恵まれた資源を有しています。日本の伝統的な木組みの工法なども、欧州で今後注目されるかもしれません。

使用済みのジーンズを回収して繊維に戻して再び製造する仕組みで、月額制でリースできるマッド・ジーンズという会社があり、今日もそれを履いています。原材料を海外から輸入すると様々な要因により調達が難しくなるリスクが生じる可能性がありますが、この方法であれば安定的に回し続けることができます。

FAIRPHONEは、紛争鉱物*を使わずに、誰もが簡単に分解してパーツを交換できるスマートフォンです。カメラの機能だけをアップグレードできたり、壊れた部分だけを交換することができます。
最近の家電などは壊れても自分では直せませんが、欧州では消費者の修理する権利が尊重されつつあります。まだ使えるものは使い続けられるため、廃棄物が削減できて環境負荷も減り、コストも抑えられる

紛争鉱物:重大な人権侵害を引き起こす内戦や紛争や戦争によって武装勢力や反政府組織の資金源となっている鉱物

 

ブロックチェーンによるサプライチェーン(供給連鎖)の透明化も取り組みが進化しています。
商品パッケージに貼られたQRコードを読み取ると、原材料や生産者などの製品情報にアクセスすることができます。
使用した農薬、どの企業がいつどこで製造したものか、従業員の男女比や紛争への関与など、製造・流通に関する情報が明示されています。

経済成長や幸福度は上昇させつつ、資源使用と環境負荷は下げること(デカップリング=分離)が求められています。

「サステナブル(持続可能)」の一歩先をいく考え方として、「リジェネラティブ(再生)」があります。
これまでマイナスの状態を積み重ねてきてしまっているため、現状維持で次世代に引き継ぐのではなく、再生して引き渡すという考え方です。
例えば、エコシアという検索エンジンを使うと、45回の検索で1本の木が植えられることになります。広告収入の約80%が植樹活動を行っている非営利団体「WWF」に寄付される仕組みで、これまでに1億本以上の木が植えられています。

オランダでは2050年までに完全サーキュラーエコノミー化を宣言しています。
アムステルダム市でも、汚染を減少させ、雇用を増大し、経済的発展を促進させるサーキュラーエコノミーを推進する計画を策定していますが、前代未聞の課題に対して「やりながら学んでいく」(Learning by Doing)という考え方を大切にしています。

アムステルダム市(行政)の役割として、3点挙げることができます。

  1. データ・情報をわかりやすく共有する
    行政しか持っていない情報を一般に公開することで推進できることがたくさんあります。
  2. 補助金による民間活動の促進
    市として積極的に取り組むこととしているサステナビリティ、農業、イノベーション、国際ビジネスの4分野に特化して補助金を出しています。例えば、地域食材やオーガニックを使う飲食店に補助金を出すようにすれば、自ずと地域全体の取り組み方針が転換していきます。
  3. 規制改革
    民間が取り組みを進める上で支障になっている部分の規制を緩和するなど、ルールを変更することも行政の役割です。上述のリサイクルコンクリートについても、最新技術で強度などをしっかり検査・確保した上で建物への使用を認めた規制緩和の事例です。

市全体の廃棄物を分析して、マテリアル・フロー・アナリシス(資源流動分析)により優先順位をつけて、効果の高いところから取り組んでいます。建築業界の排出量が全体の25%を占め、プラスチック・生ゴミ・建築廃材の3点を重点的に取り組むことにしています。

市のサーキュラーエコノミー政策で、公共コンポスト設置が進んでいます。
野菜の皮や果物の種などをコンポストで堆肥化して地域の農家に供給するため、農薬や肥料を購入する必要がなくなります。

日本でも生ごみの割合が多く、可燃ごみの3分の1を占めています。
生ごみは水分を多く含んでいて燃えにくいため、重油等の助燃剤をかけて燃やしています。
腐敗して匂いが生じる生ごみを減らすことで、可燃ごみの回収頻度を減らし、単なる資源循環だけでなく、回収のために生じるエネルギーやコストを抑える効果も得られる上に、焼却灰も減るため、処分場を減らすこともできます。

熊本県南小国町の黒川温泉でコンポストのプロジェクトに取り組んでいます。
地域の悩み事・課題となっている、旅館から出る生ごみや落ち葉を堆肥化して、地域の農家さんに使ってもらい、そこで取れた野菜を地域の旅館や飲食店で提供するという循環を生み出しています。
20km圏内で循環させることで、輸送にかかる環境負荷やコストも抑えています。
一次処理として水分量と養分量を調整して乾燥させて、二次処理として微生物にとって心地よい環境を整えることで60度以上の高温になり病原菌や雑草の種子等を死滅させて、美味しい野菜づくりに適切な堆肥ができあがります。
籾殻、赤土、貝殻、天ぷら油など、地域で余っているものを調べて、炭素・窒素・微生物・ミネラルの各要素をどうバランスよく調達できるか検討することが大切です。

コンポストプロジェクトは東京都三鷹市で鴨志田農園を営む鴨志田さんと共同で取り組んでいて、鹿児島県霧島市でも園児たちが落ち葉を集めて砂遊びをするように保育園から出る生ゴミで堆肥づくりをしています。
公共コンポストは廃校の活用と相性が良いと思います。学校はアクセスの良い場所に作られていて、使われていない資材を集める拠点を設けておくことで、災害時に避難所となったときにコンポストトイレとして活用することもできます。
生ゴミの堆肥化は、専門知識が無くてもできることや、籾殻をもらったり堆肥を使ってもらったり、自分一人で完結せず地域の人たちや農家さんなど誰かと関わることも良い点だと思います。頼り合う関係性を築いて全体で仕組みを整えていくことが大切です。

黒川温泉では、地域で作った完熟堆肥と、それに高温殺菌した川砂を混ぜた培養土の販売を始めました。培養土は水捌けが良いので、プランター栽培や苗作りに適しています。小国大根など固有種と培養土をセットで販売して、観光客に持ち帰って育ててもらいたいと考えています。

今年から、完熟堆肥を使って育てたものと、従来の手法で育てたものを比較栽培していますが、完熟堆肥を使えば農薬や化学肥料を使わなくても美味しい野菜が作れることがわかりました。
コンポストに取り組む上で、堆肥を使う農家さんの目線も大切にしなければなりません。

公共コンポストプロジェクトの詳細は”Ideas For Good”の記事をご覧ください。

堆肥作りは、料理作り。公共コンポストで地域を“発酵”させるサーキュラーエコノミー | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD
食品ロスや食料自給率の低さなどの社会課題の解決策となりうるのが、国内で「資源循環」をつくることです。食品ロスを「資源」として堆肥化して活用することで生ごみを減らし、できた完熟堆肥を使って日本全体の食料自給率をあげる。そうすることで化学肥料をわざわざ輸入せずとも美味しい野菜を作り、農家の収益性を上げて国内の農業を成り立た...

他の地域の事例として、千葉県いすみ市では給食のオーガニック化を進めていて、2017年10月から市内の全ての小中学校の給食で出されるお米が無農薬無化学肥料の有機米になっています。
都心から地方への移住を検討している人にとって、教育環境は重要で、給食がオーガニックというのは魅力的だと思います。

サーキュラーエコノミーでは、消費者が物を所有する「販売」から、使い終わったら返す「リース」への転換が生じます。
BtoB(企業間取引)の事例として、フィリップスによるスキポール空港への光量課金モデル、BtoC(企業対個人取引)の事例として月額制のマッド・ジーンズを紹介しましたが、CtoC(個人対個人取引)の事例として、Peerby(ピアバイ)というサービスがあります。
近所の人から家庭用品等を借りられるプラットフォームで、例えば電動工具やボードゲームなど、毎日は使わないものを個人間の貸し借りでシェアするものです。

最後にサーキュラー建築(木造高層建築)をご紹介します。
欧州の主要都市は空き家率が低く、家がなかなか見つからない状況になっています。
ブロックチェーンQRコード技術を活用して解体時に分解して建材を再利用できる設計にしたり、欧州産FSC認証木材が使われたり、建築でのカーボンニュートラルが達成されるような木造の集合住宅が建設されています。

今日は時間の関係で一部しかお伝えできませんでしたが、6月末に初著書「サーキュラーエコノミー実践 – オランダに探るビジネスモデル」を出版します!ぜひ読んでください!

質疑応答

ブロックチェーンの技術はいろいろな形で活用できて素晴らしいものだと思いますが、費用面などはどのようになっているのでしょうか。

欧州委員会、オランダ政府、アムステルダム市ともに推進しようとしているため、各組織から補助金や支援金が受けやすくなっています。
また、欧州は地続きになっているため、国を超えて資金提供を受けやすいこともあります。「世界初」を目指して個人や企業が生きがい・やりがいを持っている風土があるように思います。
オランダは人口が少なく、大量生産よりも先進的モデル作りが得意で、知的財産型ビジネス(コンサルタント・アドバイザリー契約)が多いのが特徴です。プレスリリースも全て英語でされていて、他国のメディアにも取り上げられ、視察ビジネスも多くなっています。

ブロックチェーンで原材料や生産者がわかるのはとても良いことであると思います。宿泊施設や飲食店でそういった仕組みが導入されている事例はありますか?

生産者の情報をアナログで可視化している事例はありますが、ブロックチェーンを使ったものはないかもしれません。
メニューのQRコードを読み取ることで、情報にアクセスすることは難しくないので、QRコードだけでも十分かもしれません。Web上のデータは簡単に更新できるので、便利だと思います。

茅葺屋根の仕事をしていますが、どうしてもごみが出てしまいます。通常は畑に巻いたりしていますが、それができない場所では量に余ってしまうこともあります。何か良い活用方法はないでしょうか。

茅は宝のような資材だと思います!
一般的に流通している肥料は牛糞・鶏糞など窒素過多で、茅や籾殻のような炭素資材が足りていないことが多いと思います。
お肉は美味しいですが、お肉だけを食べていると不健康です。野菜の肥料(畑の土づくり)も同じで、窒素資材だけだと栄養が偏ってしまいます。
落ち葉などの微生物資材、養分吸着力のある赤土・壁土などのミネラル資材をバランスよく集めることで良質な堆肥を作ることができます。地域で何が課題になっているかリストアップして資材分類をすると相性の良い組み合わせが見つかると思います。

安居さん、お忙しい中貴重なお話をありがとうございました!

白馬高校生からの提案

白馬高校国際観光科2年の太田硫斗さん(白馬村出身)と松井遥暉さん(神奈川県川崎市出身)から提案がありました。

卒業した先輩たちの想いを継いで活動していて、昨年実施した教室の断熱改修について、未施工の教室や小学校での実施を検討していますが、自分たちの新しいプロジェクトとして、地球環境を気遣う意識を醸成する「マイボトルプロジェクト」を企画しています。
白馬村で育って水道水を飲むことを当たり前だと思っていましたが、抵抗がある人も多いことを知り、白馬村の水の美味しさをもっと伝えたいと感じました。
白馬高校と連携協定を結んでいる浜松開誠館高校でマイボトルプロジェクトに取り組んでいて、白馬高校でもやりたい!と思いました。
白馬高校には4台の自販機があって、体育の授業の後などに買う生徒が多いですが、ごみも出るしお金もかかっています。生徒と教職員で200人くらいなのに、4台も必要でしょうか。
学校の中や村内の施設にウォーターサーバーを設置したり、村内のカフェにも協力してもらって、マイボトルを広めることで、環境にも経済にも貢献して、自販機で使われていたお金を村内のカフェで使ってもらうようにしたいです。
そこで、課題となっているのが、費用や業者、サイズなど、マイボトルをどうやって作るか、メッセージをどう伝えるかということです。
トニーズチョコロンリーの事例を聞いて、文字ではなくデザインで伝えることも取り入れたいと思いました。また、SDGs、フードロス、プラスチックなどを掲げないことで一般の人も利用しやすいのではないかとも感じました。
プロジェクトを進める上で、水の美味しさを伝える、プラごみ削減、経済効果、環境意識の醸成を大切にしたいと考えています。

今日話したことを早速取り入れようとしてくれているところが嬉しいし、今後の進展が楽しみです!

11室の小さな宿を営んでいますが、自販機は不要だと感じました。
夜寝る時にお水を欲しがる人がいますが、コップは不衛生だと感じます。自販機を無くす代わりに、お客さんにマイボトルを販売して、白馬の水を飲んでほしいです。一緒に楽しく取り組めたら嬉しいです。
白馬村内で賛同するカフェを募って、スタンプラリーのような企画をしてみたらどうか。
マイボトルの原材料について、お米から作るプラスチックが使えないか検討してみたい。
売り上げの一部が自然環境や地域社会に還元されると良いのではないでしょうか。
いろいろな循環型商品が生まれつつありますが、ガラスやステンレス製の「繰り返し使える容器」で商品を販売し、容器を回収・再利用することで、ごみを減らすLoopというサービスがあります。それに倣って、洗うのが簡単なボトルを作って、回収ボックスに入れて返されたものをまた使えば、容器が無駄にならず、中身だけを販売できると思います。そういった形で取り組んでくれるのであれば、予約します。予約を募れば資金も集まります。ポイントは、回収BOXをおしゃれにかっこよくすることと、洗いやすく清潔を保てること。

今後の高校生の取り組みが楽しみです!
意見・アイデアをお持ちの方は、Hakuba SDGs Labもしくは白馬高校にご連絡ください。

閉会

トラックスバーさん特製「ベジバーガー」の販売やKAEDEのサウナ、あと4年アクション、サーキュラーエコノミー、白馬高校生など盛りだくさんの第3回でした。

次回は6月24日(木)に、コンポストをテーマに開催します!

ゼロカーボンの実現に向けて楽しみながら学びましょう!

ご参加いただいた皆様、記事を読んでいただいた皆様、ありがとうございました!