24 Hours of Reality in Hakuba

単独イベントとしては3回目となるミーティングは、以下の3本立てで開催しました。

  1. 「The Climate Reality Leadership Corps Tokyo Training」報告
  2. 白馬高校生から気候マーチの報告と次の活動のお知らせ
  3. 目指せ再エネ100%の宿プロジェクト

小学生から70代まで、常連参加者も初参加の方も含めて約30名にご参加いただきました。

「The Climate Reality Leadership Corps Tokyo Training」報告

「The Climate Reality Leadership Corps Tokyo Training」とは…

映画「不都合な真実」で気候変動の問題を訴えノーベル平和賞を受賞した元米国副大統領アル・ゴア氏が、世界中のあらゆる人が気候変動に対する行動を起こすことを目的として世界各地で開催しているトレーニングプログラムです。
参加者は、気候変動の科学から経済・社会・環境への影響を学び、これまでに世界150カ国以上で約2万人がトレーニングを修了し、各地で自主的に活動しています。

「24 Hours of Reality」とは…

Climate Reality Leadership Corps Trainingに参加した世界中の修了者が、2019年11月20日~21日にかけて、アル・ゴア氏の作成したスライドを使って、各地域や組織・企業等で気候変動の現状や「なぜ今取り組まなければならないか」といったことを伝えるプロジェクトです。

Hakuba SDGs Labからプログラムに参加した共同代表の草本朋子が、600枚を超えるスライドを抜粋して内容を報告してくれました。
プレゼンの前半は地獄の黙示録的な様相を呈するものの、後半では希望と共に未来を見つめるものに…。

Must we change? – 私たちは変わらなければいけないのか

宇宙から地球を見ると、1つの星を世界中の人たちが共有していることがよくわかります。

太陽から放たれたエネルギーは地球を温め、一部は地球から宇宙に再放射されますが、一部は大気に閉じ込められて、地球を適度に温めています。

その微妙な温度調整を担っているのが大気圏です。
地上から見ると空は無限に見えますが、実はとても薄い層なのです。

地球よりも太陽に近い金星は、大気圏が厚いこともあり地表の平均表面温度が464℃と言われていますが、金星よりもさらに太陽に近い水星は大気圏が薄く太陽放射の多くが外に逃げるため、平均表面温度は167℃と金星より低くなっています。大気圏による温度調整の影響はとても大きいものなのです。

それにもかかわらず、私たちは日々の暮らしや産業を営む上で、石炭採掘・石油生産、石炭火力発電、森林焼却、工業・農業、輸送など様々な形で、毎日1億4200万トンにも及ぶ地球温暖化汚染物質を生み出し、地球の薄い大気の層に吐き出しています。

二酸化炭素濃度が上昇すると、宇宙に放射されていた太陽エネルギーが地球に閉じ込められ、温暖化が進行します。
地球における過去80万年の二酸化炭素濃度と平均気温の推移から見ても、明らかな相関があると言えます。

地球温暖化汚染物質の最大の発生源は、化石燃料を燃やすことです。
大気中への二酸化炭素排出速度は、過去6,600万年で最速となっていて、このペースで排出し続けると恐ろしい値になります。

直近の数十年間を見ても気温の上昇は明らかで、40年ほど前に0.1%の頻度で発生していた「極端に暑い」気温は、現在は14.5%の頻度で発生しています。

地球の表面温度も着実に上昇しています。

記録上の最も暑い19年のうち18年は2001年以降に発生していて、その中でも最も暑かったのは直近の5年間(2014~2018)でした。

日本の平均気温も既に1℃上昇していて、今世紀中に5.4℃上昇する可能性があると言われています。

日本国内では、2018年7月に熊谷市で41.1℃という観測史上最高の気温を記録し、北海道でも2019年5月に39.5℃という驚くべき最高気温を記録しました。

熱中症による死亡者や救急搬送者も気温の上昇とともに増加傾向にあり、今後も増加していくと見込まれています。

日本気象学会も「2018年の日本における熱波は、人間活動による地球温暖化がなければ発生しなかっただろう」と表明しています。

海外に目を向けて見ても、フランスのパリで46℃、オーストラリアで49.4℃、インドでは50.6℃、パキスタンで51.1℃、クウェートで52.2℃を記録するなど、2019年には世界361カ所で観測史上最高気温が記録され、熱波による死亡者も増加しています。

シベリア北部で34℃、北極でも28℃など高い気温を記録している上に、北極では3年連続で真冬に熱波が到来しています。
北極は雪氷で白いために熱を反射しやすいエリアでしたが、雪氷が消えて海洋面積が広くなると熱を吸収しやすくなります。
北米や欧州の極端な寒波が到来したのも極渦やジェット気流の変化によるものと言われています。

人為的な地球温暖化汚染物質による追加的な熱の93%が海に吸収されています。
海はスポンジのように熱と二酸化炭素を吸収してきましたが、昨今の急激な増加には追いつくのが難しく、自然と人類への影響は広範かつ深刻であると言われています。


海の温度も着実に上がっていて、海洋貯熱量の上昇の半分はこの20年以内に発生しています。

海水温が上昇すると台風が発達しやすくなったり、海水面の上昇によって高潮が増えます。暖かい大気はより多くの湿気を保ち、大雨につながります。ジェット気流の蛇行により同じ場所に台風が留まることも増えています。
台風の激化により日本国内でも大きな被害が生じていますが、海外でも多くの人命を奪い、経済的被害ももたらしています。
「環境への被害は最も貧しい人々に多大な苦しみを与える」とローマ教皇フランシスも発言しています。

温度が上がると海洋からより多くの蒸気が大気中に蒸発します。
気温が1℃上昇するごとに大気中の水蒸気量は7%増加し、豪雨は激しさを増します。

大気中の水蒸気も温度上昇とともに増加中で、アメリカ合衆国では2010年5月以降に「1000年に一度」と言われる豪雨が18件も起きています。
世界的に洪水と豪雨の頻度は1980年と比べて4倍になっています。

日本では、1時間降水量が75mmを上回る回数がこの30年間で70%増加し、この数年間だけでも九州、中国、近畿、中部、関東、東北など全国的に豪雨災害が生じています。
世界に目を向けても、アメリカ、ヨーロッパ、ロシア、インド、中国、パキスタン、インドネシア、バングラデシュ、ミャンマー、ネパール、ベトナム、スーダン、ケニアなど地球上の多くの地域で人命が奪われたり家が流されたりする被害が発生しています。

また、アメリカでは大雨と洪水の影響で約8万haの農地に作付けができない状況になりました。

アルゼンチンでも、1週間に1年分の降水があったり、15分間で1.5mの雹が降るなど異常気象が発生しています。

2019年前半に極端な気象事象によって700万人が移住を余儀なくされていて、経済的損失は6,530億ドルに上ると言われています。

気温が上昇すると地表からの水分蒸発が加速するため、干ばつが起きて砂漠化が進行します。

フランスでは96県のうち87県に水の使用制限がかかっていて、41県が「水危機」の状態であり、干ばつと闘う農家からの徴税を延期している状況です。

中国、チリ、インド、南アフリカ、イラン、ドイツ、オーストラリアなどで川や貯水池が干上がる状況になっていて、日本でも今後同様の事態が生じる可能性があると言われています。
ジンバブエやソマリアでは、継続的な干ばつにより深刻な食糧不足が生じています。

暑い年には火災が多発する傾向にあります。


オーストラリア、北米、南米、欧州、ロシア、グリーンランドなど世界中の森林が山火事により焼失しています。

ロシアとウクライナで記録的な干ばつや森林火災が発生し、穀物輸出が停止・制限されたたために、世界の食料価格が最高レベルに達しました。

シリアでは農地の砂漠化により、多くの人が都市部に流入していて、「干ばつによる経済的・社会的影響は国家として対応できる能力を超えるものである」と農務長官が公言しました。

世界各地で農地が失われ、「食物がない」という理由による移民が増加しています。今後、住めなくなる地域が増えることで10億人に上る気候移民が生まれると言われています。

現在、地球人口の31%が「死に至る可能性のある暑さ」に毎年20日以上さらされています。
今世紀末までに熱帯地方ではそのような状況がほぼ通年となり、日本など中緯度の地域では平均で年間で60日程度になると言われています。

世界のシステムは気候に対して脆弱で、政治的・社会的不安定につながります。

「食料供給」に関して、北米、南米、オーストラリアは自給できているものの、アジア、アフリカ、中東、西欧は他国に依存しています。

IPCC( 国連気候変動に関する政府間パネル)では、「現在の農法が大規模な人類文明を支えられなくなるという地球温暖化の閾値があるかもしれない」と報告しています。

干ばつや暑さにより穀物の収穫量は減少し、また農作物や畜産品は毒素が蓄積されやすくなります。

有機農業が行われている面積は増加傾向にあり、環境への負荷は低いものの、収穫量が多くないことが課題となっています。

次に「水」です。

世界で使われる水のうち約70%が農業に使われています。

気温が上昇すると様々な分野における水の消費量も増えます。

水不足はすでに世界の人口の40%以上に影響しています。
世界人口の25%に水を供給しているヒマラヤの氷河の3分の1から3分の2が2100年までに溶けてしまうと言われています。
世界各地の湖の貯水量は減り、氷河は年々融けています。

森林は二酸化炭素を吸収するだけでなく、水源としても重要な役割を担っていますが、牧草地を拡げるためにアマゾンの森林伐採が加速しています。

畜産は何年も牧草を食べさせて牛を育てるために非効率的な食料供給と言えます。
また、パーム油の生産も熱帯雨林伐採の主な要因となっています。

エチオピアでは、2019年7月に約3億5000万本の苗木を植える活動が行われています。

最後に「国際保健」です。

気候変動は医学的な緊急事態であり、国際保健に対する21世紀最大の脅威」と言われています。

暑さによるストレスは、貧困層・ホームレス、高齢者・乳幼児など弱者ほど大きな影響を受けます。

大気汚染による年間死者数は900万人と言われています。

人間による汚染(特に石炭火力発電)により世界中の海で海面付近における水銀量が3倍になっています。

日本では、石炭・天然ガス等の化石燃料による発電が75%を占めています。

温室効果ガスの排出量は4年連続で減少していますが、発電から多く排出されています。

気候変動は、伝染病に有利となるように自然生態系を破壊しています。
熱帯(赤道付近)にしかなかった病気が広がり、蚊も高地に移動しています。

海水温の上昇により漁獲量が減少するほか、100万種以上の生物を支えているサンゴ礁も着々と減少しています。

海の酸性度は、産業革命前と比べて30%上昇していて、「死の海域」は年々拡大しています。


海洋脊椎どうぶつの個体数は、1970年から2012年の間に約半分に減少し、今世紀中に陸上の種の50%を失う可能性があると言われています。
また、陸上の動植物は1日あたり4.5mの速度で極点方向へ移動しています。

北極の海氷もこれまでにないほど面積が減少していて、北極圏は炭素吸収源から炭素排出源に転換しています。

永久凍土からメタンが放出され、爆発のリスクもあります。

北欧やグリーンランド、南極など陸の氷が溶けて海面が上昇し、多くの都市が危険にさらされています。

日本では、気温が2℃上昇することにより、1800万人が住居を失う可能性があります。
また、海面が1m上昇すると日本では1兆ドルの資産が危険に晒されると予測されています。

マイアミでは、海面上昇により満潮時の浸水が恒常化しています。
キリバスは、気候難民を収容する土地を他国に購入し始めています。
バングラデシュやエジプトでは、海面上昇や高潮により塩害が広がり、耕作不能地が増えています。

炭素コストは、世界経済に対する最大の脅威です。

それでもエネルギー補助金は再エネよりも化石燃料に投じられていて、日本でもGDPの3.7%に匹敵する約20兆円の化石燃料補助金が支給されています。

Can We change? – 私たちは変わることができるのか

しかしながら、既に私たちは解決策を手にしています。

2000年の時点で「2010年までに世界の風力発電能力は30GWに達する」と予想されていましたが、実際には目標の20倍を超えて達成されました。

自然エネルギーによる発電コストも減少していて、2014年には石炭・天然ガス発電所を新設するよりもソーラー・風力による発電設備を設ける方が安いところは世界の1%しかありませんでしたが、5年後の2019年には世界の2/3においてソーラー・風力が最も安く発電できる施設となり、今後5年以内には全世界でソーラー・風力が最も安く発電できる施設となる見込みです。

テキサスの電力会社では、風力発電による電力が豊富であるため、夜間電力を無料にしています。
ドイツでは、2018年に再生可能エネルギーによる電力供給が石炭による電力供給を上回りました。
スコットランドでは、2019年上半期に風力で全世帯分のほぼ2倍の電力を発電しました。

世界規模では、風力は全世界の電力消費量の40倍以上を供給できると言われています。

2002年の時点で「2010年までに太陽エネルギー市場は年間1GW成長する」と予想されていましたが、実際には109倍の成長を示しました。

オーストラリアでは5戸に1戸以上に相当する200万戸以上が太陽発電システムが設置されています。

世界では2013年時点で化石燃料への投資よりも再生可能エネルギーへの投資が上回っています。

今後、化石燃料による発電は大幅に減少していくと予想されています。

ノルウェーの政府系ファンドは、原油およびガスに対する投資から撤退し始めています。(ダイベストメント)

新しい発電能力に占める太陽光と風力の割合は、中国やインドで50%を超えていて、ヨーロッパでは88%に達しています。

世界における新規技術の急速な採用の前例を振り返ってみると、携帯電話について、1980年時点で「2000年までに90万人が利用」と予測されていましたが、実際にはその120倍となる1億人以上が利用することになりました。(現在は9.2億人が利用)

予測を大幅に上回った要因として、

  • コストが急激に低下した
  • 品質が劇的に向上した
  • 既存技術のない途上国で古い技術を飛び越えて一気に普及した

といったことが挙げられます。

途上国では、初期費用が安く送電も不要なソーラーパネルの設置が進んでいます。
中国やインドなど各国でメガソーラーの建設が盛んに行われています。

カリフォルニア州では、2018年に第一次送電の73%が再生可能エネルギーにより創出された電力となりました。
チリでは、今後5年間で8箇所の石炭火力発電所を閉鎖し、2040年までに再生可能エネルギーへの完全移行を目指し、16GW以上の太陽光プロジェクトが認証済みまたは建設中となっています。
インドでは、2017年に追加される発電能力で、再生可能エネルギーが石炭火力を上回り、2030年までに50GWの再生可能エネルギー発電を増設する計画です。

また、インドでは太陽光発電によるKWhあたりの価格が石炭火力発電よりも24%程度安価になっています。

年間を通して世界のエネルギー需要を満たせるだけの十分な量の太陽エネルギーが毎時間地球に到達しています。

日本は世界3位の地熱資源を有していると言われていますが、潜在供給量の2%しか利用されていません。

世界の累積電力貯蔵量は、毎年倍増するペースで増加すると予想されています。

リチウムイオン電池の価格も年々安くなっていて、ソーラー発電と電池の組み合わせは、人類の文明に劇的な変化をもたらすと言われています。

フロリダでは、天然ガス火力発電所を2箇所閉鎖し、世界最大の太陽光発電と新電池システムによる4倍規模のものに入れ替えることを計画しています。
GEは、風力や太陽光による発電に比べて経済的な優位性がないため、計画を20年前倒しして750MWの天然ガス火力発電所を解体します。

これまで、農業革命、産業革命、デジタル革命と経てきましたが、今は無公害で公平で持続可能な成長の源泉である経済の再編が行われる「持続可能性革命」の時代と言えます。

2015年のパリ協定で、世界の全ての国が2050年までに温室効果ガスの排出量をゼロにするために協調することに合意しました。

アメリカでは多くの石炭火力発電所が閉鎖され、石炭消費量は1978年の水準まで低下しています。

世界的にも予定されていた石炭火力発電所の建設が取り消されています。

日本の石炭消費量は横ばいで、2024年までに石炭火力発電量を10GW増やすことを計画しています。

世界で112の金融機関が石炭火力発電所への資金調達を止めることを発表していますが、日本は中国に次いで国際石炭プロジェクトに公的資金を投入しています。

アメリカでは再生可能電力100%がすでに達成されている自治体や注力している自治体が多くあります。

中国とインドはパリ協定の目標を達成する可能性が高いと言われています。

190以上のグローバル企業が100%再生可能エネルギーを使用することを約束しています。

私たちは、意思さえあれば、乗り越えることができるはずです!

Will we change? – 私たちに変わる意思はあるのか

先日の気候マーチでは、白馬村も含めて若者を中心に国内外で多くの人がアクションを起こしました。

白馬村でも年々平均気温が上昇し、降雪量は減少しています。

ハンムラビ法典で貴族や一般人、男女の差を明確にしていた紀元前1800年頃から、4,000年弱が経ち、1948年には世界人権宣言で全ての人の自由と平等を謳うようになりました。
キューバ危機の核戦争も踏み留まり、女性や黒人の参政権も認められるようになりました。

人類は賢くより良い方向へ変われる力を持っていると信じています。

最後のNOの後にYESがくる。そのYesにこそ未来の世界がかかっています。

具体的に私たちにできることとして、

  • エネルギーをチェンジ(発電・新電力)
  • 肉と魚を減らして野菜を増やす
  • 電気自動車に乗り換える
  • 環境に投票する
  • 環境にいい買い物を意識する
  • 買ったものを大切に使う
  • プラスチックの使用を減らす
  • もっと調べる
  • 自然に触れて環境について考える
  • 未来についてもっと考える
  • 環境についてもっと話す
  • できることをひとつひとつ行動する

といったことが挙げられます。

私たちはできると信じています。一緒に行動しましょう。

グローバル気候マーチの報告とHactionのお知らせ

気候変動に危機感を持ち、「13 気候変動に具体的な対策を」に取り組んでいる白馬高校生3人組。

地球の表面温度の変化は恐ろしいレベルです。
地球がヤバイ!白馬村もヤバイ!

こんな白馬村は嫌だ…

  • ウインターシーズンが短い
  • 雷鳥に会えない
  • 夏が暑い

理想的な白馬に一歩でも近づくために、「グローバル気候マーチin白馬」を企画して、村長に気候非常事態宣言を求めました。

マーチのテーマは「Do it now」
「今すぐに、問題意識を、行動に移す」です。

準備は大変だったし当日も不安でしたが、役場の前で職員の皆さんも含めてたくさんの方が拍手で迎えてくれたのが嬉しかったです。

マーチの参加者は120人以上、役場の玄関前に集まったのは約180人でした。
ご協力・ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

マーチ後アクションとして、

  • SDGsの授業を企画(環境アクティビストによる講演、SDGsカードゲーム)
  • 啓発活動(Instagram:hakuba0920)
  • 白馬高校でCEDを発令(自販機の撤去、断熱対策をして暖房による燃料を抑える、再エネの導入など)

さらに、白馬×Action=”Haction”と題して気候難民のためのチャリティーバザーを開催します!

気候難民のためのチャリティーバザー「Haction」
日時:11/30(土) 11:00~14:00
会場:Aコープ白馬店「ハピア」駐車場

服・本・スポーツ用品(もらって嬉しいもの)を11/24(日) 13:00~18:00に白馬シェアまで持ってきてください。

みなさんのご協力をよろしくお願いします!!

目指せ!再エネ100%の宿

白馬に移住して14年。五竜の麓でイタリア料理宿”IL BOSCO”を経営しながら、バックカントリースキー、トレイルランニング、トレッキングに子育てなど、人生で最も健康的で楽しい時間を過ごしている宗川さん。

先日開催された「雪国での屋根ソーラー勉強会」に参加して、世界は自然エネルギーにシフトしていること、日本が世界から遅れていて国際的に身勝手な行動をしていることなどを知り反省…。
ドイツの電力改革で、市民から自治体や大企業を変えていくきっかけを作れることを知り、「白馬でもできるはず!」と考え、「再エネ100%作戦」に取り組み始めています!

  • 省エネ(LED化、人感センサーの導入、断熱性・機密性の向上)
  • 自然エネルギー(屋根ソーラー発電、マイクロ水力発電)
  • 冷暖房の更新(薪ボイラー、蓄熱タンク、パネルヒーター)

など、あれこれ計画していますが、みんなにも一緒にやってもらいたい!

みんなで取り組むことで必要性・理解が広まったり、実績もつくることができて、取り組みが加速するのではないでしょうか。

今までの生活を見返すと次世代に申し訳ないので、みんなでより良い社会にしていきましょう!

質問・感想
小谷村でも中学校の校長講話などからSDGsが広がりつつある。
学校現場でも扱うように増やしていきたい。
白馬で開催された気候マーチの人数に驚いた。松本のゴミ拾いマーチに参加したが、県内でも繋がりを持てたら嬉しい。
小川村では体育館の屋根などにソーラーパネルがついている。住民から動いていくのもいいが、行政が主導していくのも大切ではないか。
プラグインハイブリッド自動車に乗っているが、電気を作るために化石燃料を使っていて、地球へのダメージが気になる。
SDGsは不可分、繋がりが大切。例えば外国人実習生の受け入れなども関連してくるのではないか。
高校生のプレゼンもとても素敵だった。“Do it now”という視点で考えると、お金をかけずにできるこから始めたい。シェアハウスで食器を洗うスポンジをヘチマに変えたり、ヒッチハイク出社に挑戦したりしている。(遅刻者続出で廃止)
できることをひとつひとつ取り組みたい。
お知らせ

12/1(日)に白馬五竜エスカルプラザで「おだやかな革命」上映会を開催します。ぜひお越しください!