白馬村は、2019年12月4日の議会定例会において「白馬村気候非常事態宣言」を表明しました。
以下、宣言文の抜粋です。
本村は、雄大な北アルプス白馬連峰のもと、国内外の人々を魅了するパウダースノーを含め、四季を通じて類い稀な山岳自然環境と、里山をはじめ姫川源流など豊かで美しい自然と景観に恵まれています。
これまで、将来の村づくりの姿を、北アルプス山麓の自然に恵まれた村であるからこそできる「むらごと自然公園」と位置付け、現在は「魅力ある自然を守る村」を村づくりの基本目標として本村の発展を目指して参りました。
地球温暖化に起因する気候変動は、本村にとっても極めて深刻な脅威であり、雄大な自然の恵みを受けてきた本村だからこそ、今こそ、村民とともに気候変動に対して行動を起こさなければなりません。ここに気候非常事態を宣言することにより、この危機的状況に正面から向き合い、再生可能エネルギーにシフトするなど、将来の村民に持続可能な社会を引き継いでいけるよう、次の活動に取り組みます。
- 「気候非常事態宣言」により、村民ともに白馬村から積極的に気候変動の危機に向き合い、他自治体の取り組む模範となります。
- 2050 年における再生可能エネルギー自給率 100%を目指します。
- 森林の適正な管理による温室効果ガスの排出抑制に取り組むこと等により、良質な自然循環を守ります。
- 四季を肌で感じることができるライフサイクルや、四季を通じたアクティビティの価値観を、村民一人ひとりが大切にします。
- 世界水準のスノーリゾートを目指すために、白馬の良質な「パウダースノー」を守ります。
全文は白馬村行政ホームページからご覧ください。
なお、気候非常事態宣言は壱岐市、鎌倉市に次いで日本国内で3自治体目であり、長野県内では初の表明となります。
それぞれの立場から、できることに取り組んで美しく持続可能な白馬村を創っていきましょう!